「やっぱり私は、舞台が好きだった。」
山川郁子さん

ドラえもんの腹囲と一緒だったわたし。断食を重ねて身体が整ってくると、不思議と家の中の乱雑さが気になり、何十トンもの不要なものを手放しました。家が整うにつれて、義父母との関係も変わり、心も穏やかになっていきました。
そして、身のまわりが整っていくと、今度は自分の中から小さな「こうしたい」が立ち上がってきたんです。
食卓を丁寧に整えたい。
好きだった絵を、また描きたい。
そして――
実は私、劇団に所属し、男役を演じる俳優でもありました。でも芸名まで封印して、一度は舞台から身を引いたんです。
それが9年ぶりに古巣の劇団を手伝うことになり、仲間たちから「めちゃくちゃ痩せた!てか若い!」と驚かれて(笑)。
久しぶりの劇団仕事をしながら、気づいてしまいました。
「私、まだやりたいんだ」
「裏方も楽しい。でも、やっぱり板の上が好きだ」
頭で考えて出した答えではありません。
整えて、手放していった先から、自然に出てきた本音でした。
「私は舞台が好きだ。
待たせたな。戻って来たぜ」
封印していた芸名、海棠 陸(かいどう りく)としても、もう一度生きていきます。































